ふと愛犬の耳の中を見てみたら赤くなっている…
耳の中の赤みは耳や皮膚のトラブルのサイン。
ほおっておくとどんどん悪化する可能性があります。
赤み・炎症は痛みやかゆみが伴う場合が多く、アナタの愛犬は苦痛にじっと耐えているのかもしれません。
そこで、犬の耳の中が赤くなる原因と対処法をご紹介したいと思います。
耳の赤み・かゆみに悩んでいる、ワンちゃん&飼い主さんのお役に立てれば幸いです^^
犬の耳の中が赤い原因と対処法
犬の耳に赤みと茶色い汚れがある場合
愛犬の耳の中は汚れていませんか?
もし汚れている場合は外耳炎の可能性があります。
外耳炎は犬の耳の中で、菌やダニが繁殖してしまうことによって起こります。
耳の中に茶色い汚れがこびりついているようなら、それは繁殖した菌やダニの死骸かもしれません。
耳の中の湿気が多いことで、菌が繁殖しやすくなります。
また、耳の中に毛が生えているトイプードルなども、外耳炎になりやすい犬種です。
犬の外耳炎の解消法
外耳炎は悪化すると中耳炎を引き起こしてしまいます。
中耳炎になると治療が長引くのはもちろんのこと、愛犬の苦痛もよりいっそうヒドくなってしまいます。
ですので、まずは動物病院で診察〜治療するのが解消への近道。
外耳炎の場合、耳に入れるお薬を処方されることがほとんどだと思いますので、投薬して治療します。
垂れ耳や体質的に湿気やすい耳などの場合、もともと外耳炎にかかりやすい体質といえます。
ですので、繰り返し症状が出ないためには対策が必要。
そのためにも、耳掃除を定期的におこない、清潔に保ってあげるのがおすすめです。
耳掃除の方法については、よろしければこちらの記事を参考にしていただければと思います^^
犬が耳を掻いている場合
犬もアレルギーを起こすことがあります。
ノミの唾液や花粉、ハウスダスト、ストレスなど、アレルギーの原因にもいろいろありますが、一番多いのが食物アレルギー。
食物アレルギーは犬のアレルギーの4割を占めるともいわれています。
アレルギー症状があらわれやすい場所
アレルギーによって引き起こされる症状と、アレルギーが起こりやすいといわれている食べ物は下記になります。
犬のアレルギー症状
皮膚炎(皮膚の赤みやかゆみ)
脱毛
涙焼け
目のまわりの赤み
腸炎
消化器系のトラブル
犬がアレルギーを起こしやすい食べ物
牛肉
乳製品
小麦
とうもろこし
上記がアレルギーを起こしやすいとされている食品ですが、それ以外にも玉子や鶏肉のアレルギーで起こる場合もあります。
中でも特にアレルギーを起こしやすいといわれているのが小麦。
穀類不使用の無添加ドッグフードでアレルギー対策を!
アレルゲンを含むドッグフードを食べさせていると、ずっとアレルギー症状が続くことになります。
かゆみや赤みが続くというのは、犬にとってとてもツラい状態。
ですので、そんな苦痛から解放させてあげるためには、アレルゲンとなる食材を使用していないドッグフードを選ぶ必要があります。
さらに、キケンな添加物が入ってない無添加ドッグフードを選ぶというのも重要。
キケンな添加物はアレルギー以外にも、怖い病気を引き起こす可能性があるので、避けておきたいところです。
アレルギーが起こりやすい穀類を使っていないドッグフードは下記の記事でご紹介していますので、皮膚の赤みが出やすいワンちゃんに試してみてあげてくださいね^^
愛犬の耳が赤い!まとめ
赤くなるというのは炎症を起こしている証拠。
そこにかゆみが伴う場合は、掻くことでさらに炎症はヒドくなり、どんどん症状は悪化してしまいます。
外耳炎の場合は繰り返さないための予防として、耳掃除や定期的な耳のチェックが必要です。
ですので、アレルギーを起こす原因となっている食事や生活環境の見直しが必要です。
いずれにしても、自分ではどうすることもできないツライ状況から愛犬を救うためにも、
耳掃除やドッグフードの見直しなどを一度試してみていただければと思います^^
また、症状がひどいようであれば、動物病院で相談してみて、よりよい治療方針を見つけてあげてくださいね^^
参考文献:犬のアレルギー性皮膚炎