犬がしきりに身体をなめる-気付いてあげたい犬の気持ち・しぐさ・行動

犬が自分の身体をなめている。

飼い主さんなら愛犬のそんな様子を見かけたことがあると思います。

犬がまわりには目もくれず、一生懸命に身体をなめていることってありますよね。

一見、見慣れた光景ではありますが、
同じ場所(部位)をずっと舐めている。

そんな場合は、けがや病気、ストレスサインである可能性があります。

犬がしきりに身体をなめる

犬が身体をなめる理由

通常、犬が身体をなめるのは、お手入れ(グルーミング)として、被毛(コート)や皮膚のお掃除が目的の行動です。

グルーミングの場合は、足やお腹、背中など、届く範囲で身体のさまざまな部位を舐めて綺麗にします。

人間同様に犬もそれぞれ性質・性格が違いますので、頻繁にグルーミングを行う綺麗好きさんから、たまにしかグルーミングしないおおらかさんまで、その頻度やかける時間はさまざまです。

そこで注意深く観察しておきたいのが犬が舐めている場所(部位)。

体中をひととおり舐めている場合はグルーミングの可能性が高く、特に問題ない行動ですが、身体の一部をしきりに舐めている場合はけがや皮膚病、ストレスサインである可能性があります。

けがや皮膚病の場合

お散歩中に小枝が身体に当たってけがをしてしまった、あるいは自分自信が爪で引っ掻いてしまったなどなど、身体に傷ができている場合、犬は患部をしきりになめることがあります。
また、引っ掻き傷の場合は、アレルギーによるかゆみが原因でかいている場合もあります。

ノミやダニ、食べ物のアレルギー反応が起こったり、できものが出きたりすることで身体にかゆみが出ます。
この場合、引っ掻くだけではなく、しきりに舐めたりすることもあります。

かいたり、なめたりする行動が続くと、被毛(コート)の色が変色したり、抜けたり、皮膚に赤みやただれの症状ができてしまうことがあります。

まずは舐めている場所(部位)を確認し、異常があるようでしたら動物病院を受診しましょう。

ストレスが原因で舐める場合も

犬がいつも舐める場所(部位)を確認しても、特に傷やできもの等がなかった場合はストレスサインである可能性があります。

お留守番が多かったり、飼い主さんが構ってあげられる時間が少なかったりすることで、犬はさみしい・退屈だと感じてストレスを溜めてしまうことがあります。
また、お迎えしたばかりであったり、新居に引越ししたり、結婚や出産などで家族が増えたり、ホテルや犬の幼稚園に預けたりなどなど、慣れない環境で過ごすことが原因でストレスを溜めている可能性もあります。

犬が身体をなめるのを止めさせる・解消法

犬がなめている場所(部位)に傷やできものができている場合は、動物病院を受診して原因を突き止めてあげることが望ましいでしょう。

ストレスサインの場合は、ストレスのもとを取り除いてあげるのが重要。
ですがまずは舐めるのをやめさせるのが先決です。
舐め続けることでさらに皮膚が悪化するのを防ぐために、愛犬が舐めているのを見た際には声をかける、おもちゃを渡してあげるなどして、気をそらして舐めるのをやめさせましょう。
おすわりや待てなどのコマンドを出しても良いでしょう。
コマンドに従った場合はしっかり褒めるのも忘れずに。

また、傷やできものがなくても、アレルギーが原因という可能性もあります。

いずれにしても動物病院を受診しておくと安心です。

また、飼い主さんが自分自身に置き換えてみて、
「これはヒドい状態かも?」と思う場合は動物病院を受診しましょう。

犬がしきりに身体をなめる-まとめ

他にも、犬はさまざまな行動をとりますが、目に見えて身体に異常がある場合はもちろんのこと、ふとした時に
「なんか、最近いつもやってるな」
「これってちょっとヘンじゃないかな?」
などなど、不自然だと感じる行動をとっている場合は注意しておきたいものです。
人間と会話するための言葉を持っていません。

ですが、犬は私たち人間に伝えたいと思っていることはあります。
良いことも悪いことも含めて、分かって欲しい、知って欲しいと思っていることがたくさんあるはずです。
表情や声、行動で一生懸命伝えようとしているはずです。

また、伝えようとアピールをしているわけでもなく、身体の不調やストレスを抱えていながらも、不器用にじっと耐えている場合もあります。

だからこそ、飼い主さんが犬が出しているサインに気付いてあげることが重要。
しぐさや泣き声、行動などから、愛犬が伝えようとしている気持や身体の不調のサインをしっかりと理解してあげたいものです。

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