犬がホウ酸団子を食べた・なめたときの症状と対処法まとめ

犬がホウ酸団子を食べてしまった

ふとキッチンの床を見ると、ゴキブリ退治のために置いてあったホウ酸ダンゴがない!

「キッチンに入らないように対策しているから大丈夫」と油断するのはキケン!

ほんの数分、例えば飼い主さんがトイレに行っている隙に、こっそりキッチンに入ってしまうということは少なくありません。

管理人
犬がホウ酸ダンゴを食べてしまったというトラブルは意外と多いんですよね。でも、まさか食べるとは思っていないので、ビックリしてしまいますよね。

ホウ酸団子は生命力の強いゴキブリさえも駆除してしまうほど、殺傷能力が高いです。
それを食べてしまったとなると、心配ですよね。

そこで、市販ホウ酸団子・手作りホウ酸だんごそれぞれに、食べてしまったことで起こる症状と対処法をご紹介したいと思います。

犬がホウ酸団子を食べた・なめたときの症状

手作りホウ酸団子の場合

手作りホウ酸団子には主に玉ねぎとホウ酸塩を使用していることが多いと思います。

そのため、誤飲してしまった場合は玉ねぎ中毒になる可能性があり、主に下記のような症状があらわれます。

元気がなくなる
貧血を起こす
下痢をする
吐く
血尿が出る
皮膚や白眼が黄色くなる(黄疸)
痙攣する
目の結膜(上下瞼の内側)が白くなる
食欲がなくなる

玉ねぎ中毒はやっかいなので注意が必要。
それは、症状がすぐにあらわれないことが多く、数日経ってから症状があらわれる場合があるからなんですね。

そのため、「ホウ酸団子や玉ねぎを食べたけど、特に変わった様子もないし大丈夫かな?」などという油断は禁物です。

犬の手作りホウ酸団子の致死量

手作りホウ酸団子の場合、小麦粉や玉ねぎなどホウ酸以外の材料の割合も多いため、同じ量の市販ホウ酸団子を食べた場合よりも、死に至る可能性は低くなると考えられます。

例えばホウ酸量を市販のものの半分として計算すると、3kgの犬で9g〜20g程度が致死量ということになります。

市販の駆除剤(ホウ酸塩を使用)の場合

ホウ酸塩が含まれている市販の駆除剤は、手作りホウ酸団子よりホウ酸塩の量が多く入っていることが一般的です。

そのため、手作りホウ酸団子よりも危険です。

ホウ酸塩中毒の場合、主に下記のような症状があらわれます。
下痢をする
吐く
よだれを垂らす
熱が出る
ぐったりと動かなくなる

また、ホウ酸塩は漂白剤や入れ歯消毒剤、歯磨き粉、化粧品などにも含まれていることがあります。
ですので、それらについても犬が届かない場所に保管するようにしてくださいね。

犬の市販ホウ酸団子の致死量

ホウ酸の致死量は、体重3kgに対して4.5g〜10g程度だといわれています。

市販のホウ酸ダンゴの内容量は1個32g。
市販ホウ酸団子の成分がホウ酸のみとは限りませんが、もしほぼホウ酸のみで作られていたとすると、3kgの犬の場合は3個以上食べると致死量に達するという計算になります。

犬がホウ酸団子を食べた時の対処法

口の中から取り出す

ホウ酸ダンゴ口に入れた直後であれば、愛犬の口の中に手を入れてホウ酸ダンゴを取り出します

愛犬を怯えさせないように、決して、たたいたり大声を出したりせず、冷静におこないましょう。

吐かせる

もし、飲み込んでしまった場合は吐かせます。

海水と同様の濃度の塩水(100mlの水で塩3g)をつくります。
  
愛犬の口を開け、その塩水を喉の奥にスプーン1杯ほどの塩水を流し込みます。
  
塩水を飲ませて約10分〜15分程度経っても吐かない場合は再度飲ませます。

もし、それでも吐かない場合は動物病院を受診しましょう。

管理人
もし、下痢したり吐いたりした場合はウンチや嘔吐物も持って行きましょう。

*小型犬の場合は、万が一、食べてはいけないものを吐かせる際の塩水を飲ませるために、スポイドを常備しておくと便利です。
もし家族が居る場合は手伝ってもらえますが、ひとりの場合は口を開かせてスプーンで塩水を飲ませるのは難しい場合があります。スポイドがあれば飲ませやすいです。

また、大型犬の場合は、500mlのペットボトルに塩水を入れて、喉に流し込むようにすると飲ませやすいです。

病院に行くかどうかの判断基準

元気にしているから大丈夫かな?と思っていてもすぐに症状があらわれない場合もあり、あとあと大変なことになる可能性もあります。

また、市販の駆除剤は手作りホウ酸団子よりもホウ酸塩の濃度が高いためより危険です。
ですので、食べたとわかってる場合は獣医さんに診ていただくいておくと安心です。

犬がゴキブリホイホイ(誘引剤)を食べた時の場合

ゴキブリホイホイを販売しているアース製薬の公式サイトには、下記のように記載されています。

誘引剤は魚粉・穀物・糖類など、食品に用いられるようなものばかりを原料にしています。殺虫成分は含まれていません。

ゴキブリホイホイの仕組みは、誘引剤に引き寄せられたゴキブリが、粘着剤によって張り付いてしまうというものになっています。

つまり、ゴキブリを殺虫効果のあるエサで殺すというわけではなく、殺虫効果のある成分も含まれていないため、犬が食べても安全だと言えます。

引用元:アース製薬 ごきぶりホイホイに関するよくあるご質問

愛犬がホウ酸ダンゴを食べてしまった!-まとめ

ホウ酸団子をはじめ、中毒症状を起こす可能性のある食べ物を食べてしまった場合、体質やその時の体調によっても、中毒症状が強くあらわれたり、まったくあらわれなかったりする場合があると思います。

ですが、キケンだという可能性があるものをわざわざ食べさせる必要はありません。
ですので、ホウ酸団子を食べてしまうというようなトラブルが起きないよう、注意しておきたいものです。

特に、何でも口にしてしまうことが多い子犬は要注意
身体も小さく未発達なので大変な事態になりかねません。

私たちが何気なく食べている食品でも、犬が食べてはいけないもの=犬にとっての毒という認識が必要です。

そして万が一、食べてしまった時には口から取り出すか、吐かせるか、もしくは動物病院を受診しましょう。

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参考文献:環境省 飼い主のためのペットフード ・ ガイドライン