宅配やデリバリー、家族や友達など、家に訪問者が訪れ、
玄関のインターホンを鳴らすと「ワンワン!」
マンションなどの集合住宅では、愛犬が大きな声で吠えてしまうと、来客に不快な思いをさせたり、隣人に迷惑をかけたり。
時にはご近所とのトラブルに発展する場合もあるので困りものです。
そこで、犬がインターホン(チャイム)の音で吠えてしまう理由と、その解消法をご紹介します。
ワンちゃんの音吠えを止めさせたい飼い主さんは、ぜひ参考にしていただければと思います^^
犬がインターホン(チャイム)の音で吠える理由
そもそもなぜ、犬はインターホンの音で吠えてしまうんでしょう?
動物の行動には必ず理由があります。
そして、その理由がわかれば、理由に合った解決策を実践すればOK!
そこで、まずはその理由をご紹介したいと思います。
飼い主さんの様子がいつもと違う
インターホンの音が鳴った際、アナタはどういった行動をとっていますか?
インターホンの音に驚いたり、応答するために慌てて動いたり。
そんな行動したという心当たりはありませんか?
犬は、飼い主さんの落ち着かない行動を見て、
「なんだか良くないことが起こっている」などと感じてまっている可能性があります。
つまり、インターホンの音は『良くないことが起こる知らせ』と思い込んでいる可能性があるんですね。
そこで犬は不安になり、「ワンワン!」と吠えてしまうというわけです。
家族に危機が迫っていると感じている
犬は群れを作って集団生活する性質があります。
群れは自分の家族のようなもの。ですので犬にとって群れはとても大切な存在です。
そんな大切な家族が暮らす場所に見知らぬ者がやってくる気配を感じたり、飼い主さんのそわそわした様子を見て、
自分の大切な群れに危害を加える可能性のある者がやって来た!
危険が近づいている!などと感じ、吠えているという可能性があります。
嬉しさが爆発してしまう
家族がインターホンを鳴らして帰宅している場合、
インターホンが鳴る
↓
大好きな家族が帰ってくる
↓
嬉しくて吠える
といったように、インターホンが鳴るのは、自分にとって嬉しいことが起こる合図になっている場合があります。
また、吠えてはいるとはいえ、しっぽを振って駆け寄ってくる姿を見て、思わず「ただいま〜」などと言いながら撫でてしまったりしていませんか?
そんな飼い主さんの行動を見て、吠えることが悪いことと思うどころか、褒められていると勘違いしてしまうこともあります。
犬は不安でいっぱい!
ペットして暮らす犬は行動範囲が限られており、多くの時間を閉じられた家の中で生活している場合も多いと思います。
犬にとって外=未知の世界は不安だらけ。
そんな状況って不安だったりしますよね。
犬も同様で、知らない世界がたくさんあるからこそ、物音にはとても敏感になっています。
そのため、吠えるのをやめさせるというのは、飼い主さんにとって都合が良いだけではなく、犬のストレスを取り除いてあげることにも繋がります。
そこで、インターホンの音が鳴っても吠えさせないようにするための、いくつかの方法をご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね^^
犬がインターホン(チャイム)の音で吠える場合のしつけ
インターホンが鳴っても吠えないようにするトレーニングをするためには、インターホンの音を鳴らさなければいけません。
そのため、もし家族がいるなら、家族に外からインターホンを押してもらいましょう。
一人暮らしの場合は、インターホンの音を録音しておいて鳴らしましょう。
方法1-犬が吠えても無視する
インターホンの音を鳴らします。
そしていつも通り犬が吠えたら無視します。しばらく鳴き止まなくても知らん顔して無視しましょう。それを何度か繰り返します。
すると、犬はインターホンが鳴っても何事も起こらないと思い、
インターホンの音を『特別なモノ』だと認識しなくなります。
また、吠えなかった場合は褒めてあげたくなりますが、そこはグっとガマンして、何も無かったように過ごします。
とにかく、インターホンの音が鳴っても何も起こらず、いつも通りの日常と認識させることが大切です。
方法2-インターホンが鳴ったらおやつをあげる
まずはインターホンの音を鳴らします。
そしてインターホンが鳴ったと同時におやつをあげます。
それを何度か繰り返します。
インターホンの音=良いことが起こると犬に認識させると、不安は解消され、インターホンの音が楽しい時間の合図になります。
方法3-ダメ・ノーのコマンドを使う
ダメやノーのコマンドを覚えている場合はインターホンの音が鳴ったと同時に「ダメ」「ノー」のコマンドを出します。
コマンドに従ったら、褒めてあげましょう。おやつをあげてもOK。
まとめ
多くの時間を家の中で暮らす犬にとって外の世界は広く、知らないことがたくさんあり、不安なことだらけ。
そんな不安を取り除いてあげるためにも、できるだけ、いろんな人と触れ合わせたり、いろんなところに連れて行ってあげたり、たくさんの経験をさせてげたいものです。
もし、今回ご紹介した方法で解消できない場合は、トレーナーにしつけをお願いするというのも解消法のひとつ。
愛犬に合うトレーニング方法を見つけて、ストレスのない楽しいワンコとの時間を過ごしてくださいね^^