体調が悪い時、犬は水をやたらと飲む・大量に飲むことが多いといわれています。
ですが、逆に水を飲まなさ過ぎるというのもそれはそれで問題。
病気である可能性があります。
犬は全般的に暑さが苦手なので、水を飲むというのは身体を冷やすという大切な役割があります。
特に夏の暑い時期に愛犬が水を飲んでいないようなら要注意!
お水を替えようとしたときに、ボウルのお水が全然減っていないな?と思ったら、何らかの身体の不調を抱えている可能性があります。
そこで、犬が水を飲まない時に考えられる原因や病気をはじめ、お水を飲んでもらうための工夫・対策についてご紹介していきたいと思います。
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犬が水を飲まない原因・理由とは?
犬が水をあまり飲まない原因・理由はさまざまです。
ですので、まずは原因として心当たりのあるものを探っていきましょう。
口の中(口腔)にトラブルがある
歯周病、口内炎、舌炎、口の中に腫瘍ができているなど、口の中にトラブルを抱えていると水をあまり飲まなくなることがあります。
これは水を飲んだりご飯を食べたりなど、口の中に何かを入れると傷みを感じるからなんですね。
水を飲まない・ご飯を食べないという状態では命を落としかねません。
骨や関節にトラブルがある
関節や骨に異常がある場合、水を飲む体勢に痛みを感じて水を飲まないという可能性があります。
首を下げたり、背骨を曲げたりすると痛いので、それがツラかったり耐えられないというのが理由で水を飲まないんですね。
普段、家で過ごしている際の体勢やお散歩時の歩き方などがおかしいな?と感じたら、それは骨や関節にトラブルを抱えている可能性があります。
内臓にトラブルがある
犬は肝臓や泌尿器、すい臓など内臓にトラブルがある場合、水を飲まなくなることがあります。
また、感染症などの場合も同様に、水を飲まなくなることがあります。
内蔵の病気や感染症の場合は、ご飯を食べなくなったり、元気がなくなったり、下痢をしたりと、水を飲まなくなること以外の症状も出ることが多いので、様子がおかしいと感じた場合は内蔵の病気である可能性があります。
老化
私たち同様、犬も老化によって新陳代謝が悪くなります。
シニアになると、運動量も減りじっとしていることも多くなりますよね。
つまり、老化のせいで飲む水の量が減るということがあります。
ただし、極端に飲む水の量が減っているようであれば、病気だったり衰弱していたりする可能性もあります。
オシッコを我慢している
家でトイレをする習慣のない犬の場合、オシッコをしたくなるのを防ぐために飲む水の量を犬自身が制限している場合があります。
また、オシッコを我慢しているせいで、水を飲まなくなるということもあります。
ご飯に水分が含まれている
手作り食やモイストフード、缶詰などのウェットフードを食べさせている場合、ご飯を食べると同時に水分も摂取しているので、お水を飲む量が減ります。
おやつにフルーツなどをあげたりする場合も、飲む水の量が少なくなります。
いずれにしても、水分を多く含む食べ物をたくさん食べている場合は水分はちゃんと摂れている可能性が高いので、他に変わった様子がなければ、おおむね問題ないと思います。
水やボウルが汚れている
水にゴミなどが入っていたり、フードボウルが汚れていることが原因で、お水を飲まなくなることがあります。
そのため、もしボウルを変えた途端に飲まなくなった場合は、ボウルに原因があるのかもしれません。
犬は水分不足になると病気になる?
水分は動物が生きていくために必要です。
水を飲まないと、脱水症状を起こしたり、腎臓や膀胱の病気を招く危険性があります。
犬が1日に必要な水分量の目安は、体重 x 0.05~0.1といわれています。
ですので、3kgの犬の場合は150ml~300mlの水分が必要ということになります。
犬に水を飲ませるための対策・方法
水分が足りていない場合、犬も私たちと同様、病気でなくてもおしっこの色が濃くなります。
病気ではないのに水を飲まない場合は、下記のような方法で水分を摂らせることができます。
ドッグフードと水を混ぜて食べさせる
ササミの茹で汁などをドッグフードに混ぜて食べさせる
フルーツをおやつとして与える
ヤギミルク(犬用ミルク)を与える
ボウル(容器)を変えてみる
ただし、犬に食べさせてはいけない食べ物は避けてくださいね。
犬が水を飲まないまとめ
とにかく水分補給は絶対に必要なもの。
そして、水を飲まないというのが病気のジグナルである可能性もあります。
いずれにしても、水を飲まないというのは心配な状態なので、原因を探り出し、しっかりと対処してあげたいものです。
そして、おかしいな?と思ったら動物病院で診てもらいましょう。
また、私たち同様、犬も食べているもので身体が作られます。
病気を予防したり、健康維持のためにはできるだけ身体に良い食べ物・必要な栄養素をしっかり摂る必要があります。
そのため、キケンな添加物を避けて、できるだけ安全・安心なドッグフードを選んであげくださいね^^