犬も私たち同様、加齢とともに体が衰えてきます。
体の衰えと同時に、運動量が少なくなったり、代謝が低下したり。
そんな風に体やライフスタイルが変化するわけですから、当然、必要なカロリーや栄養素も変わってきます。
そこで、シニア犬さんの健康を考えるうえで必要な栄養素や食事内容、回数などについてご紹介したいと思います^^
CONTENTS
シニア犬さんのドッグフードの選び方
まずはシニア犬さんの食欲をチェック!
犬も歳をとることで代謝や筋肉量が低くなりますので、若い頃よりもカロリーを抑えることが必要になります。
ですがこれは食欲が旺盛なワンちゃんの場合。
加齢とともに食欲が衰えてきているワンちゃんの場合は、逆に少しの量でカロリーをしっかり摂る必要があります。
また、体重が極端に減ってきている場合も、高めのカロリーが必要といえます。
つまり、食欲旺盛なワンちゃんは低カロリーのものを、少食のワンちゃんは中〜高カロリーのものを食べる必要があるというわけです。
ですので、ドッグフードを選ぶ際は、ワンちゃんの食欲に合わせて選ぶというのがポイントです。
<カロリーチェックのポイント>
食欲旺盛⇒低カロリー
少食⇒中・高カロリー
シニア犬さんに必要な栄養素
シニア犬さんも成犬時代と同様にタンパク質が必要です。
ただし、高齢になると逆にタンパク質を過剰に摂り過ぎるのも良くないと言われています。
ですのでシニア犬さんは、上質のタンパク質を適度に摂るというのが理想的です。
ドッグフードに含まれているタンパク質が上質かどうか見分けるには、原材料をチェックします。
原材料の中に『鶏肉』『馬肉』『サーモン』など、肉が入っていればOKです。
シニア犬さんが避けたい材料・成分は?
肉副産物(ミール)や植物性タンパク質がメインのものは、できるだけ避けたいところです。
捨ててしまうような質の悪い肉や動物性以外のタンパク質を、内蔵の衰えているシニア犬に食べさせたくないですよね。
植物性のタンパク質が悪いというわけではありませんが、主原料は動物性タンパク質が理想的です。
また、キケンな添加物は避けたいところです。
内蔵も衰え、解毒機能が低下しているシニア犬さんにとって、人工添加物は大きな負担となります。
ですので、シニア犬さんには無添加ドッグフードがおすすめです♪
あとは、乳酸菌やグルコサミン、EPA、DHA、プロバイオティクス、プレバイオティクスなど、シニア犬をサポートする成分が入っていると、なお良し!だと思います^^
保存料・香料・着色料不使用
肉副産物(ミール)不使用
ビートパルプ不使用
国産原料使用
動物性タンパク質使用
材料やサイズなどシニア犬サポート機能
シニア犬のご飯・食事の量や回数は?
シニア犬になると、1回で食べる食事の量が減ってきます。
また、年齢を重ねるとともに代謝も落ちていますので、必要なカロリー(エネルギー)も少なくなります。
ですので食事量が減るということ自体は自然なことなのですが、食事量が極端に減ってしまうのはキケン。
必要なカロリーや栄養素を充分に摂っていないと、身体は衰え、病気になる可能性もあります。
もし、食事量が減っていて心配な場合は、1日2回の食事を3回にするなど、回数を増やしてあげるというのもひとつの方法です。
量についてはドッグフードごとに体重に合わせた給与量の目安があります。
ですので、その目安に従った量が基本になりますが、運動量や体格(体重ではなく筋肉量や骨量)によって微調整が必要だったりします。
愛犬が理想的な体重かどうかわからない場合は、動物病院を受診した際に、「体重は理想的ですか?問題ないですか?」などと獣医さんに聞いてみるのがおすすめです♪
シニア犬さんがドッグフードを食べない…
愛犬がドッグフードを食べない場合は、歯や歯茎の病気が原因のひとつとして考えられます。
歯がグラグラしていたり、歯茎が腫れていて口臭があるようなら、歯周病である可能性があります。
歯や歯茎が痛くて食べられない状態というわけです。
歯周病は痛みを伴うという以外にも、他の病気に発展する可能性があります。
ですので、ひとまずは動物病院を受診して、獣医さんに相談してみましょう。
また、ドッグフードを食べない他の理由として、香りや味が好みではないという可能性もあります。
私たち人間も、年齢とともに食べ物の好みは変わっていきます。
内蔵機能も衰えるため、脂っこいものに胃もたれしたり、濃い味のものを不快に感じたり。
いずれにせよ、体力が衰えているシニア犬がご飯を食べないというのは心配なもの。
シニア犬が食べない原因や解消法については、下記の記事でも詳しくご紹介していますので、参考にしていただければ幸いです^^
シニア犬がドッグフードを食べない時にしてあげたいこと-その原因と解消法
シニア犬さんのご飯・食事で気をつけたいこと
私たち人間も同様ですが、身体は食べたもので作られています。
ですので、骨格、内蔵、皮膚、被毛などなどを含め、愛犬の健康維持には食事の内容が大きく関わっています。
愛犬の健康状態は飼い主さんなら誰もが気になるところ。
それもシニアになるとなおさらですよね。
ちなみに、管理人の愛犬(トイプードル)もシニアさんです^^
ヨチヨチとおぼつかない足取りで、飛び跳ねたり転んだりしていたコもあっという間にもう12歳のシニア。早いものです。
ですが、まだまだ元気でもっともっと長生きしてもらはねば!と、日々のお世話にもよりいっそう気合いが入ります♪
犬は7歳からシニア期(老犬)の仲間入り。
子供のように幼く&可愛く見えても、身体の中は立派なおじいちゃん&おばあちゃん。
ですので、いつまでも元気で長生きしてもらうために、良い健康状態を維持してあげたいと思うのが飼い主ゴコロですよね。
そして健康状態と切っても切り離せないのが食事です!
安全モノ、シニア犬の健康をサポートしてくれるモノ、そして愛犬が楽しい食事タイムが過ごせる美味しいモノをしっかりと選んであげてくださいね^^
下記の記事で、子犬、成犬、シニア犬それぞれに合う、国産のおすすめ無添加ドッグフードをご紹介しています。
シニア犬さんのドッグフード選びの参考にしていただければ幸いです^^